診療予約 アクセス

ブログ

20代なのにもの忘れがひどい…精神科医が教える原因と対処法

「最近、人の名前が出てこない」

「重要な予定を忘れてしまう」

「メモしたはずの内容も思い出せない」

20代の方から、こうした“もの忘れ”の相談を受けることが増えています。

「まだ若いのに大丈夫かな…」と不安になる方も多いでしょう。

結論から言うと、20代でのもの忘れの多くは生活習慣やストレス、自律神経の乱れによるもので、改善できるケースがほとんどです。

しかし、中には注意が必要なケースもあります。

この記事では、精神科医の立場から「20代でもの忘れがひどい」原因と対処法について詳しく解説します。


なぜ20代で「もの忘れがひどい」と感じるのか?

1. ストレスとメンタル疲労による“脳のキャパ超過”

20代は、就職・転職・人間関係・恋愛・将来の悩みなど、ストレスが非常に多い時期です。

ストレスが続くと脳の前頭前野(考える・記憶する部分)の働きが低下し、

  • 名前が出てこない
  • 集中できない
  • すぐ忘れる

といった症状が出やすくなります。

これは**「ストレス性記憶障害」**と呼ばれることもあります。

2. 睡眠不足・生活リズムの乱れ

夜更かし、スマホ過使用、朝起きられない…

睡眠の質が低下すると、脳内の記憶整理が十分に行われず、

  • 昨日のことが曖昧
  • 今日やるべきことを忘れる

といった症状が起こります。

3. デジタル依存と“情報オーバーロード”

スマホで大量の情報に触れる現代社会では、

脳が常に刺激され疲弊しやすくなります。

SNS・ニュース・仕事アプリ…

脳が処理しきれず、短期記憶の保持が難しくなることがあります。

4. 食習慣の乱れ・栄養不足

栄養不足(特にビタミンB群・鉄分・オメガ3脂肪酸不足)は、集中力や記憶力低下に直結します。

例えば:

  • 朝食を抜く
  • 炭水化物中心の食生活
  • エナジードリンクやカフェインに頼る

こうした生活が続くと脳のエネルギー不足につながります。

5. うつ病や不安障害が背景にあることも

精神科では、20代の“もの忘れ”の相談の背景にうつ病・適応障害・不安障害が隠れていることがあります。

特徴としては、

  • 考えがまとまらない
  • 先の予定を立てられない
  • 興味や意欲の低下
  • 漠然とした不安

などの症状が並行します。


20代で気をつけるべき「危険なもの忘れ」

以下に当てはまる場合は、早めに受診を検討しましょう。

  • 同じ話を何度も繰り返すと言われる
  • 日常生活のミスが急に増えた
  • 人の言葉が理解しにくい
  • 人や場所を間違える

若年性認知症はまれですが、**脳の炎症、甲状腺機能低下症、鉄欠乏、注意欠如障害(ADHD)**などの可能性もあります。


精神科医がすすめる“もの忘れ対処法”

1. スマホを手放し、脳を休ませる時間をつくる

1時間に一度、5分だけスマホを置く習慣を作るだけでも、脳が回復します。

夜はブルーライトを避け、就寝1時間前はスマホオフが理想です。

2. 睡眠の質を徹底的に見直す

  • 就寝・起床時間を固定
  • 寝る2時間前に入浴
  • 寝る前のカフェイン・スマホ禁止

睡眠は最高の脳リセットです。

3. 食事で脳の栄養を補給する

おすすめ栄養素:

栄養素食材例
DHA/EPAサーモン、イワシ、サバ
ビタミンB群卵、納豆、豚肉
鉄分ほうれん草、赤身肉、レバー

「毎日少しずつ」がポイントです。

4. 呼吸法とストレッチで自律神経を整える

深い呼吸と軽いストレッチは、脳の緊張を和らげ、集中力を取り戻します。

  • 4秒吸う
  • 6秒吐く
  • 5回繰り返す

これだけで脳の酸素量が改善します。

5. メモ習慣を味方にする

メモは“弱さ”ではなく“賢さ”です。

タスク管理アプリや手帳を活用しましょう。


それでも不安なら、専門医に相談を

20代でのもの忘れは、過労・ストレス・睡眠不足によることがほとんどです。

しかし、うつ病やADHDなどが背景にある場合もあります。

  • 最近、急にひどくなった
  • 仕事や勉強に支障が出ている
  • 気分が落ちやすい・不安が強い

こうした場合は、我慢せず精神科・心療内科へ相談してみてください。


まとめ:20代のもの忘れは“脳のSOS”

20代でのもの忘れは、脳の疲労サインであることが多いです。

今日からできる対策は:

  • ストレスケア
  • スマホの使用時間を減らす
  • 質の良い睡眠
  • 栄養バランスの良い食事
  • メモ習慣

一度に完璧にやる必要はありません。

できることから少しずつ、脳を休めてあげましょう。

不安が続く場合は、早めに専門医に相談することで、改善の道が開けます。

福岡市南区大橋の心療内科・精神科「フィル心のクリニック」では20代の若い世代の患者様も多く来院されています。

「まだ若いのにもの忘れの相談なんて恥ずかしい」

「20代でもの忘れがひどいのなんて、わたしだけ?」

そんな風にひとりで悩まず是非お気軽にご相談ください。お仕事帰りでも通いやすい夜20時までの診療となっております。

コメント

この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る