いびきがひどい、家族から「呼吸が止まっている」と言われた——それは単なる疲れではなく、**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**のサインかもしれません。
特に中年男性に多いイメージがありますが、実は女性や痩せ型の方でも発症します。放置すると高血圧や心疾患、脳卒中のリスクも高まるため、正しい知識と対策が重要です。
本記事では、いびき・無呼吸の原因から治し方、自宅でできる改善法、医療機関での治療法まで詳しく解説します。
いびきと無呼吸の違いとは?
いびきとは
睡眠中に気道が狭くなり、空気が通るときに振動して音が出る状態です。
無呼吸とは
10秒以上呼吸が止まる状態が一晩に何度も繰り返される症状。正式には
睡眠時無呼吸症候群(SAS) と呼ばれます。
無呼吸が1時間に5回以上あると診断対象になります。
主な原因
1. 肥満
首周りに脂肪がつくと気道が狭くなります。
2. 舌の落ち込み
仰向けで寝ると舌が喉側に落ち込み、気道を塞ぎます。
3. 顎が小さい
日本人は骨格的に気道が狭い傾向があります。
4. アルコール・睡眠薬
筋肉が緩み、気道が閉塞しやすくなります。
放置するとどうなる?
・日中の強い眠気
・集中力低下
・交通事故リスク増加
・高血圧
・心筋梗塞
・脳卒中
重症例では命に関わることもあります。
いびき・無呼吸の治し方【自宅でできる対策】
1. 横向きで寝る
仰向けは無呼吸を悪化させます。抱き枕を使うと安定します。
2. 減量する
体重の5〜10%減少でも改善するケースがあります。
特に首回りの脂肪が減ると効果的です。
3. 鼻づまりを改善する
・鼻腔拡張テープ
・生理食塩水スプレー
・加湿器
鼻呼吸を意識するだけでも違います。
4. アルコールを控える
就寝3時間前から飲酒を避けましょう。
5. 舌トレーニング(あいうべ体操)
口呼吸の改善や舌の筋力アップに効果があります。
「あー」「いー」「うー」「べー」と大きく動かす運動を1日30回程度。
医療機関での治療法
改善しない場合は専門外来へ。
耳鼻科や睡眠外来で検査が可能です。
1. CPAP療法
**CPAP(持続陽圧呼吸療法)**は、睡眠中に空気を送り込み気道を広げる治療法。
中等症〜重症の標準治療です。
2. マウスピース治療
歯科で作成する装置で、下顎を前に出して気道を確保します。
軽症〜中等症に有効。
3. 手術
扁桃肥大や鼻中隔湾曲など原因が明確な場合に行われます。
受診の目安チェック

・大きないびきがある
・呼吸が止まっていると言われる
・日中強い眠気がある
・朝の頭痛
・夜間頻尿
2つ以上当てはまったら検査をおすすめします。
フィル心のクリニックでは、上記のことでお悩みの方への検査とともに、「CPAP療法」による治療も行っております。
まとめ
いびきは単なる音の問題ではありません。
無呼吸を伴う場合、命に関わる疾患の可能性があります。
まずは
・横向き睡眠
・減量
・鼻呼吸改善
・禁酒
それでも改善しなければ、専門医へ相談を。
早めの対処が、将来の健康を守ります。
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