思春期は、第二次性徴をきっかけとして始まる心身や情動の不安定な時期のことを指します。
異性に対する関心の目覚めが始まり、自意識の発達(内省的、内面化、秘密保持)などが著しいために、心理的な緊張の動揺があり、過剰なはにかみや自己顕示欲などが入り混じる時期です。自分を意識するようになり、他者の目や評価を気にする時期でもあります。同時に、両親や家族との結びつきが弱くなり、学校をはじめとする仲間との結びつきが次第に広く深くなるなど、自主的な傾向が強まります。
このような不安定な時期は、どの子どもにも存在します。しかし、十分な自我形成が育っていない発達障害の子ども達にとっては、親から独立しなければならなくなっても、友人や社会的なサポートを得られず、孤立した不安な思春期を過ごさなければならないことがあります。
彼らをサポートできるようなサポーターとして、「こころ」を分かってくれる医療スタッフと信頼関係を結び、長くお付き合いしていくことも重要かもしれません。